笠岡市長から市民の皆様へのメッセージ

 5月31日に報告させていただいた笠岡市内の高齢者福祉施設で発生した新型コロナウイルスワクチン廃棄事案について,施設から顛末書の提出がありましたので概要を報告します。

 本件の概要ですが,当該施設において,5月30日(日)に施設の電気設備点検時の一時停電により,ワクチンを適温で保管している冷凍庫及び冷蔵庫の温度が上昇し,23バイアル(138回分)のワクチンが使用できない状態となり,廃棄処分をしたものです。
 計画停電であったにも関わらず,当該施設においてワクチンの保管に対する対応が徹底されておらず,必要な措置が実施できていなかったものです。

 施設側の再発防止対策ですが,ワクチンの適正管理について,ワクチン管理チームを組織し,管理責任者を任命することで,管理責任者がワクチンの適正管理の指示を行い,管理日報の作成により,適切な保管と払出を行うとしています。
ワクチンの保管に必要な冷凍庫及び冷蔵庫の電源維持については,施設内の工事,作業に十分な注意を払うほか,非常用発電機及び携帯型発電機の設置を行う予定としています。
 今後,ワクチンの保管上の問題が生じた際は,施設独自の判断は行わず,直ちに市に連絡の上,対応を行うよう周知徹底するとしています。

 廃棄されたワクチンについては,当該施設の再発防止策の徹底が確認された段階で,市が再配布を行います。この再配布により,市民の皆様のワクチン不足や接種の遅れが生じることはありません。

 現在,当該施設とは別の施設及び医療機関に対して抗議や誹謗中傷があり,施設運営に支障が出ているため,市としても事態の収束を図る必要があると考えています。
 施設名の公表はいたしませんが,当該施設は本件について施設側に問題があったと認識しており,本市への顛末書の提出により,本件発生の報告及び原因究明,再発防止対策の徹底などについて,概ね適切に対応しているものと考えています。 
 市としても当該施設のみならず,市内の施設及び医療機関に対してチェックリストの作成によるワクチン管理と再発防止対策の周知徹底を図っていきまますので,ご理解とご協力をお願いいたします。

令和3年6月4日
笠岡市長 小林嘉文

笠岡市新型コロナウイルスワクチン対策室
0865-63-8560