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23:00〜23:55
Radio Clip

【ローテク日記 第11回】新章スタート!「AIリクエスト」〜アテもないのに新番組を発表して、旅に出た話〜

15 時間前
読了時間: 4分

エフエムゆめウェーブ浅口スタジオの「K」です。

当ブログでは、ゆめウェーブがどのようにテクノロジーを放送の現場に活用しているかをご紹介しています。


大変長らくお待たせしました。今回は、私たちの「行き当たりばったり開発」の真骨頂!?「AIリクエスト」についてです。


これはいまだに開発・改善が継続中の案件でして、全何回のシリーズになるのか私にもわかりませんが、少しずつ記録していきたいと思います。


若干記憶が欠落している部分も多々あると思いますが、どうかご了承ください(いつものことですね)。


超・少数精鋭ラジオ局のリアルな台所事情


まずは、なぜ「AIでリクエスト番組を作ろう」などと考えたのか、という背景からお話しします。


ご承知の通り、エフエムゆめウェーブは超少人数で運営しています。

専従の社員は私1名で、普段は浅口スタジオにいます。そして、生放送とラジオクラブの収録を主に行っている笠岡駅前スタジオには2名の社員が常駐しています。ただ、彼らも専任ではなく、1名はアプリ開発課との兼務、もう1名は広告制作課との兼務です。


時間を換算すると、私が週40時間、駅前の2名が合計で24~30時間程度……といったイメージです。8時間労働で換算すると、なんと実質1.6人ほどで日々のラジオ局を運営している計算になります。


これに加えて、プロ契約のパーソナリティ3名に木曜日と金曜日の生放送番組(1.5時間×2回)を担当していただいています。それ以外の時間は、自社のテレビ部門のコンテンツを放送したり、市民の皆さんの「ラジオクラブ」の番組を放送したり、友好局や東京からの配信番組を流したり……という組み合わせで、なんとか「24時間」の放送枠を作っています。


ギリギリの状況と「ラジオ局の存在意義」


このように、人員的にはかなりギリギリの状況で戦っているゆめウェーブですが、総務省の取り決め等もあり「日中の自社制作率50%以上」という高いハードルをクリアし続けなければなりません。


また、いくら人が足りないからといって、ただ音楽を流し続けたり、他のネットワーク番組をそのまま放送したりするだけでは、「地域密着のコミュニティFM」としての存在意義が問われてしまいます。


この超・少数精鋭の体制で局のカラーを出し続けるには、人間の力だけでは限界がある。この厳しい現実は明らかでした。


ヒントは「ふるさとミュージック」の活況


そんな中、公式アプリの聴取ログデータを見ていると、朝6時55分にリスナー数の「山」ができていることに気づきました。

何が流れている時間かといえば、「ふるさとミュージック」という枠です。番組というには恐れ多く、地元出身のミュージシャン(里庄町出身のあの有名な方など!)の楽曲をランダムに流しているだけの時間なのですが、これが非常によく聴かれているのです。土日の日中にも放送しているのですが、そこでもしっかり反響がありました。


そもそもこのコーナーは、「ラジオの電波で地元出身のミュージシャンの音楽が流れていて、観光(聖地巡り)で訪れた方がラジオを片手に街を歩いてくれたらロマンだなぁ」という思いつきで始めたものでした。


「せっかくなら、この音楽枠をリスナーがリクエストできる仕組みにしたら、もっと面白くなるのでは?」


そう思いついたものの、土日にリクエスト対応のスタッフをスタジオに張り付かせるような余裕は、今のゆめウェーブには1ミリもありません。


とりあえずタイムテーブルに「AIリクエスト」と書いてみた


ゆめウェーブでは昨年から、区切りをはっきりさせて番組作りに取り組むため、「4月」「7月」「10月」「1月」のクールを意識した放送を行っています。その一環として、社内のデザイナーさんに無理を言って定期的に「タイムテーブル(番組表)」を発行しています。


そろそろ7月号(2026年7月発行)に向けて内容を考えないといけない、という時期でした。

私はふと思い立ち、土曜日正午の空き枠に「AIリクエスト」と書き込んでみました。


5月中旬のことです。


この時点で、どうやって実現するかの「アテ」は全くありません。

ただ、私の頭の中には以下のようなふんわりとしたイメージだけがありました。


【イメージ】

①リスナーがメールでリクエスト曲を送る。

②システムがメールを読み取り、リクエスト音源を自動で準備する。

③リクエスト音源とAIのDJ音声を自動で繋ぎ合わせて、指定時間の完パケ(放送用音源データ)を作る。

④時間が来たら自動で放送される。



こんなことが、スクリプト(プログラム)を組むことでできないかなぁ……という、妄想レベルの構想です。


繰り返しますが、実現できるアテはゼロです。



まぁ、まだ5月。改編は7月。1か月あるし、なんとかなるかな・・・。

面倒なことは先送りする私は、そのまま1週間ほどお休みをいただき、現実逃避の旅に出ることにしました(笑)。

タイムテーブルの修正

5月中旬のデザイナーさん向けの修正依頼の画像。

土曜日12時00分に「AIリクエスト」と記入。

まぁ、最悪できなければBaySideMusicにしちゃえばいいか、と油断しきり。

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